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気持ちの持ち方

"大一番"と言われていた試合を落として、チームの結果は上向きだっただけにやや落胆ムードになってきているけど、次も順位が近い相手が待っているわけで、息をついている暇などない。

 

正直なところ、ここ数試合は結果こそ悪くないものの、試合をコントロール出来ていたか、やりたいことができていたかという点では物足りなさがあって、不安を抱えていた。結果が悪くないだけに漠然としたイケる感が、サポーターにはあったように思う。選手たちはどうだろうか。

自分は気づかなかったが、キックオフ時に角田や大前は振り向いて客席を見て気持ちを入れていたというのを何人かが話していて、試合前のミーティングでは大一番であることと合わせてサポーターに向けてのメッセージがあったのだろうと思う。

試合が始まってすぐ、相手に必要以上なプレッシャーを掛けられ腰が引けてしまっていたような感じだったけど、勝ちに拘るというところの表現は個々でもチームでも全然出来ていなかったように思う。

 

試合数日前のあるSNSでのやりとりで、「この試合は絶対に勝たなければならない!勝つために全力で応援しよう」のように書いてあるのに対して、「現実的には引き分けでも御の字。負けないことが大切だ」というようなコメントを付けてやりあっているのを見かけた。私は現状後者の気分だった。負けて差を話されることの精神的なダメージは大きい。相手が守備を固めてくるチームだということも考えると、ひっくり返すのには相当のエネルギーが必要になる。是が非でも先制点を奪いたい。いや、まず先制点を失わない戦いをすること、技術では上回っているだろうから、そこに対しては焦らず丁寧に繰り返しトライできる状況にすることが勝ち方ではないかと。

自分が監督ではないから、選手でもないから、サッカー自体の動きには直接関わることはできない。けれど、その場にいて声や動きなんかで空気を作るピースの1つであるからには、どんな空気を放つかは注意を払ってもいいのではないかと思う。

他の試合を見ていても、逆転に逆転が重なったり、失点後に得点するのをよく見る。逆転した安堵から気持ちの隙間が僅かに出てやられてしまっている。逆にビハインドになったから気持ちが入ることもある。リーグ上位のチームでもそうなるほどなのだから、気持ちがプレーに影響するものは小さくないだろう。気持ちがうまく乗れれば、ちょっと思い切ってプレーができたりして、少しの迷いが大きなミスを招く。

だから、選手が思い切ってできるような、相手の選手は少し焦るくらいになるような雰囲気でプレーできるんじゃないかなって思っている。それも、状況に応じて。試合の流れを見て、戸惑って来ている時こそ嘘でも盛り立てたりして、ときには落ち着かせて、そうやって声を出すことができたら、よりチームと戦えている気がするんじゃないかな。

やっぱり、相手のラフプレーの挑発に乗ってしまうようではいけない。そう思った。

なんだか、経験値の高さが相手の方があるように思ったし、自分たちは今年どんな経験値を積んでこれたのか、残りの期間で積んでいけるのか、全く見えていない気がして、ただただ時が流れてきてしまっているかのような不安感が、試合後に悔しさ以上にこみ上げてきた。

残り9試合。ひとつひとつの結果も大切だけど、それぞれの経験を大事にしていきたいと自分は思う。仮にPO行きになった時でも、残りの9試合次第では楽にも苦にもなると思っている。そしてそれはきっと来年以降にもずっと続いていくものだから。